2024年も食品価格の高騰は続き、特にお米の値段が高くなり、生活困窮者にとっては大変厳しい年となりました。
夏頃の米不足は全国のフードバンクでも深刻な問題となり、目黒区内外の多くのご家庭より切実な食料支援の要請がありました。
フードバンク目黒では、2024年1年間で 2,495世帯に食品をお配りさせていただきました。
ご支援いただいた皆様のおかげで、多くのご家庭に食品をお届けすることができました。
配布世帯数
次のグラフは、2024年の食品無料配布会での支援世帯数です。
年間24回の配布会を実施、平均で104世帯/回をご支援させていただきました。
病気、失業、収入減少、介護、年金少等、様々な事情により、食べるものにお困りの方からお問い合わせをいただいておりますが、需要が食品の供給量を大きく上回っている状況で、大変心苦しいのですが、支援をお断りせざるを得ないケースも増えてきております。
当バンクの対応能力も限界を超えており、事情を伺った上で困窮度の高いご家庭を優先させていただいております。
配布世帯数 年間比較
当フードバンクへの支援要請は年々増加しております。
支援要請があってもお断りせざるを得ないケースも多く、すべてに対応しきれいていないので、お困りの方の世帯数はもっと多くおられるのが実情です。
食品無料配布
月2回の食品無料配布会
毎月2回、目黒区内の教会・寺院にて食品無料配布会を実施し、お困りのご家庭に食品をお配りしております。
目黒区内の施設に食料支援
母子生活支援施設、障害児支援団体、障害者グループホームに食品をお届けし、毎月2回20世帯前後を支援しました。
緊急支援
支援要請の中から緊急に支援が必要と判断された方に対し、食品をお届けしております。
夏休み、冬休みの食糧支援
給食が無い夏休み、冬休みに向けて、子ども応援プロジェクトを実施し、目黒区内の子育て家庭に、お米や麺類、おかず、お菓子等をお届けしました。
夏休み:76世帯に送付
冬休み:85世帯に送付
食品無料配布会でお配りしたもの
各ご家庭より、家族構成やアレルギー等の個別の状況等を詳しく聞き取りし、それぞれニーズに合う食品を選別してお配りしております。
1回につき世帯平均3~5kgの白米、卵10個、野菜、果物、レトルト食品、調味料、缶詰、乾物、災害備蓄用アルファ米、うどん等の乾麺、即席麺、冷凍食品、お菓子、パン、飲料等。
食品以外では、紙おむつ、生理用品、洋服、炊飯器、等。
ご支援いただいた方へ
食品のご寄付、資金のご寄付、ボランティアの皆様のご協力、配布会場や倉庫の無償提供、学校、企業、自治会の方々によるフードドライブ品のご寄贈、民間企業による食品配送のお手伝いなど、目黒区内外の個人の皆様や企業、団体からのご支援・ご協力により、多くのご家庭に食品をお配りすることができました。
心より感謝申し上げます。